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法螺貝 住職の法話

令和七年九月発行

「初めの一歩を思い出そう!」

 お釈迦様は六年間の苦行を通して身体が疲弊し死に至るほど危険な状態に陥り、苦行が無益であることに気付き、沐浴で身体を清めスジャータという女性からもらった乳粥で体力を取り戻して後に菩提樹と呼ばれるピッパラ樹のもとで坐禅をして悟りを開いたとされています。
  苦行は無益?えっ?坐禅って充分苦しいですけど?
  ご存知の方も多いと思いますが、昔々、私はボディビルとパワーリフティングの選手でした。自分で言うのもなんですが、まあまあ良い選手でボディビルでは宮城県と京都府で優勝、パワーリフティングでは高校時代に二年連続日本一になっています。そしてトレーニングは今でも継続していてたまにSNSでトレーニングの情報なども公開しています。何故そんなことをするのかと言えば、多くの人達に身体を動かして元気になって貰いたいからなのですが、フォロアーの一部からは「無理するな」とか「やり過ぎでは」という心配のお言葉も頂くことがあります。自分自身ではちゃんと効果的な範囲で自分を追い込んでいますし、59歳という年齢を考慮するとそれなりに成果も上がっています。実に他人から見たら苦しそうなのでしょうは、苦行をしているわけでは無いし、本人は楽しんでいるのです!
  変な例えを申し上げてすみません。話をお釈迦様に戻します。
  苦行者時代のお釈迦様は本来の目標である悟りへの手段としていた苦行がいつの間にか苦の追求と極めるというように「手段が目的化」が為されてしまっていたのです。坐禅は慣れない方には苦行かもしれませんが、実に坐禅の姿勢は深い呼吸をし、精神を集中するという目的を実施する上で最も楽な姿勢で実施しているのです。ですからお釈迦様の坐禅は苦行ではありません。坐禅の際には柔らかい草も敷いたと言われますし。
  「手段が目的化」というのは基本的には真面目な日本人が陥りやすい沼なのかも知れません。枝葉の部分にこだわり過ぎて本来の目標や目的を見失っていないか時々反省せねばなりませんね。迷ったら初めの一歩!初心を思い出しましょう!
 
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