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法螺貝 住職の法話

令和七年八月発行

「おばけ」

 少し前までの日本では八月と言えばお盆のシーズン。日本のお盆はご先祖様が冥界から現世にお帰りになるとされており、各寺院ではお盆の供養がなされたり、お墓参りをしたりと身近に亡き方々が感じられました。そのせいでしょうか?夏と言えば何故かとおばけ屋敷が遊園地に設置されたり心霊番組がテレビで放映されたりしたものでした。
 寺で育った私などは小さい頃から「寺っておばけ出るの?」とか「おばけ見たことある?」とか、本当によく尋ねられたものです。答えはズバリ「ある!」なのですが詳しいことはまたの機会にしましょう(笑)。
 瑞巌寺中興開山雲居禅師が松島雄島で幽霊を救ったという話があります。雄島は古くからの霊場であの世とこの世の境にあり、古今問わずおばけの噂のある場所です。寛永十四年、雄島で坐禅をする雲居さんに幽霊が成仏させて欲しいと懇願しました。雲居さん「天堂地獄は他土にあらず。すべて人の心の善悪の中にあり…」(極楽も地獄もここを離れて他の場所にあるのでは無い。それはすべて人の心の善悪という分別の中にあるのだ。)と説くとまたたく間に幽霊は救われたと言います。大変物分かりの良い幽霊だったようですね!
 おばけとか幽霊とか科学で証明し得ぬものはきっとあるのだと思います。それに対処するのはあくまで自然に!「安らかにお眠りください」という気持ちで祈りを捧げてあげてください。
 そして、言い古された言葉ではありますが、幽霊よりも生きている人間の方がよっぽど怖いですよ!
 
東園寺 所蔵書画

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