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東園寺所蔵書画

賛東鼎瑞林禅師 画完應全仲禅師 「文殊菩薩画賛」


金文為髪又為衣昔日強言七佛師元是䑓山釆樵客
千秋萬古不知帰
乙酉初冬
瑞巌百十五世東鼎拝讃

完應全仲が経典の文字で描いた文殊菩薩に瑞巌寺115世東鼎禅師着賛したという作品。同じく東鼎禅師が賛した観音菩薩と同じ組み合わせの作者です。賛は「金文を髪と為し又た衣と為す、昔日七佛の師と強言するも元是れ䑓山、釆樵(さいしょう)の客。千秋萬古、帰を知ず。」と記されています。七仏は過去七仏のことで『無門関』(四十二則女子出定)に見られる通り、文殊の力量を称える常套句ですが、抑下托上(対象となる仏や禅師を酷評して本質を知らしむる)という手法ではしばしば文殊菩薩を茶化す表現としても用いられます。ここでも「七仏の師などと強弁したが本来は䑓山の芝刈り夫に過ぎない」と抑下しつつ「千秋萬古、帰を知ず」と、その衆生済度に終わりが無い事を讃えています。東鼎禅師活躍期の乙酉は文政8年。初冬は陰暦10月の異称で孟冬(もうとう)とも言います。
東園寺 所蔵書画

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