去る２月２２日、塩竈ガス体育館で第３回千坂秀也杯塩釜中央幼稚園・塩釜第二中央幼稚園交流サッカー大会が開催されました。冠となっている千坂秀也先生とは塩釜第二中央幼稚園前園長で私の弟です。残念ながら、彼は平成２７年に４９歳の若さで病により亡くなりました。　　
　男兄弟というものは歳を取ると会話が少なくなると言います。私達、兄弟も御多分に洩れず、それなりに距離のある関係でしたが、彼の残りの人生が長く無いことを耳にすると、日々が本当に大切に感じられて、毎日にように病院に行ってはたわいの無い世間話や、子供の頃の思い出を語り合いました。この塩釜中央幼稚園と塩釜第二中央幼稚園のサッカー交流会はそんな兄弟の会話から生まれたもので、サッカーが好きだった弟の発案です。
　前置きが長くなりました。大会当日、両園ともにボールを追う園児達の表情は活き活きとして、邪心の無い子供達のサッカーは観ていて本当に清々しいものでした。スポーツですから当然、勝ち負けがありますし、喜びを爆発させるチームもあれば、とても悔しい思いをしたチームもあることかと思います。しかし、これも教育。長い人生、勝てるときばかりではありません！悔しい思いをした園児には、その悔しさをバネに一段と強い人間に成長して欲しいと念願します。
　年長児は卒園まで残り僅か、年中、年少、プレの子供達も現在の担任のもとで活動するのはあと少しとなりました。子供たちには卒園式やお別れ会などの行事をステップとして、心身共に大きく成長して欲しいものです。
　末筆となりましたが、サッカー大会にご助力を頂いた一般社団法人塩竈フットボールクラブ様、さらには塩釜第二中央幼稚園教職員各位に心より感謝申し上げあます。そして応援に駆けつけてくださった保護者の皆様、ご協力有り難うござました。