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おさなご1月号 令和6年2月更新

涅槃会

 幼稚園では2月16日に涅槃会式典と参観日を行いますが、本来は2月15日が涅槃会。これはお釈迦様のご命日に当たって、お釈迦様の教えを学ぶと共に自らの精進をお釈迦様に誓う日です。
 紀元前6〜5世紀(諸説あり)に活躍したお釈迦様は釈迦族の王子として誕生し、29歳で修行者となり、35歳でお悟りを開かれてブッダとなります。その45年にわたる布教活動を経て、お釈迦様は80歳のときに北インドのクシナーラーという町の沙羅双樹の下で亡くなられます。
 涅槃とは迷いの炎が吹き消され、悟りの境地に至ったことを意味し、本来は死を意味する言葉ではありません。お釈迦様は肉体的にはごく普通の人間で怪我もすれば病にかかることがあり、肉体的苦痛から離れることはありませんでした。死を迎えることにより、肉体的な苦痛からも解放されたということで、お釈迦様の死を「完全な涅槃」というようになり、後には涅槃がお釈迦様の死を示す言葉となったのです。
 お釈迦様は亡くなる3月前にその死を予見され、いつも身の回りの世話をしていたアーナンダいう弟子にこれを伝えました。修行が充分でなかった彼はお釈迦様の言葉に動揺し、「お釈迦様のような立派な方ならば自分の好きなだけ生きていられる筈。もっと長生きして私達を救ってください。」と懇願します。お釈迦様は生きとし生けるものは必ず滅す時が来るとおっしゃい、自分が死んだ後は「教えを頼りとしなさい。自らを頼りとしなさい」と訓戒します。
 3ヶ月後、お釈迦様はそのお言葉の通り入滅します。最後の言葉は「弟子達よ、事象は過ぎ去るものである。油断なく精進しなさい。必ず得るものがあるだろう。」でした。お釈迦様の教えの根幹は私達の人生には限りがあるから、今の時間を大切に一所懸命に為すべきことを実行すべしという事に尽きます。
 人生、そして子育ての期間も後から振り返れば、あっという間の出来事。大切に!しっかり工夫して頑張りましょう!

 

園長 千坂成也 合掌

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