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おさなご10月号 令和3年10月更新

報恩謝徳

 

11月11日は第95代天皇である花園法皇様が崩御された日です。東園寺の本山である妙心寺は法皇様が建立された寺院ですので、法皇忌という法要がお勤めされます。
花園法皇様は延慶元年(1308年)わずか12歳で即位、10年程の在位期間で大覚寺統の後醍醐天皇に譲位し上皇に、さらに建武2年(1335年)には得度され法皇となられています。
法皇様は歴代の天皇の中でも特に仏教に帰依し、宗峰妙超禅師や月林道皎禅師について禅を学んだと伝えられています。
また退位後は一般で言う甥にあたる量仁親王の教育係となり、親王を厳しく訓戒されました。この一環として記された『誡太子書』には「太子は宮中で大きくなり、人民の労苦を知らない。豪奢な衣服を着て、その衣服を縫ってくれた者の労を知らず、贅沢な食事に飽きて、農家の人々の艱難を見ることも無い。未だ国に対し功績を上げてもいないのに古人の残した功業によって王侯の上に立つことを、自ら愧じねばならない。」という意味の事を訓戒し、さらには温柔敦厚(おんじゅうとんこう=奇を求めず誠実にものごとを行うこと)を大切にして生きることが勧められています。中世の権力者にこのような思想があったことに驚くばかりですが、この内容は私達、現代人にとっても非常に大きな示唆を頂けるものだと思います。天地の恵みや人の縁によって支えられる私達の命、そして生活…。人は謙虚であるべきです。

園長 千坂成也 合掌

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