♪きました きました たのしいおぼん
むかえびたいて ののさまを みんなで
おむかえいたしましょう
ねんにいちどの たままつり
きました きました たのしいおぼん
おきゃくに よんだり よばれたり
おいしいごちそう うれしいな
ちょうちん ゆらゆら ゆれてます♪
お子様はご家庭で口遊んでいませんか？これは７月の仏教聖歌「たのしいお盆」です。歌詞を見ると令和時代には違和感しか無い昭和のお盆における親戚などの交流が、子供目線で楽しく歌われているようです。私が幼稚園児の頃は違和感無く歌っていたのかもしれません。しかし大人になってこの歌詞を見ると、親戚との交流は楽しいようで気もつかうよなぁ…。とか！美味しいご馳走を準備する奥さんは休み無しで気の毒だなぁ…。とか！変なことを考えてしまいます。
最近はお盆中も仕事を休めない方や、逆にお盆中しか休めないから何処かに出掛けるという方も多いようで、お盆という行事も大分様変わりしています。それでも東園寺の檀家さんの動向を観察すると、お墓参りの期間がお盆の前後３〜４日延長されただけで、８月２０日頃までには大体のお墓に花が供えられている様子が見られますから、時代が変わっても多くの方がお盆参りはしているようです。当たり前の事ですが、有り難い事でもありますね。
お盆は餓鬼道に落ちた母を救う為にお釈迦様の高弟目連さんがお釈迦様に勧められて仏弟子達に供養した事に由来しています。自分の母を救う為に広く多くの人に施しをするというのがお盆の教えの大切なところです。ご先祖様のお墓参りをすると同時にご先祖様を支えていた天然自然の恵みや人々の縁に感謝し、自分自身も大いなるものに支えられていることに気づく事が幸せの第一歩だと感じます。お盆中は是非お子様とお墓参りしてください！
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