梅雨を感じながらも日に日に暑さが増し夏の訪れを感じます。天気が良い日は「今日はお外遊びだ。」と元気一杯園庭を走り回る子供達の姿が見られます。

　今月の保育の目標は「布施奉仕」です。だれにでも親切にしようという意味です。進級・入園から3ヶ月が経ち早くも一学期が終わります。4月当初は自分の気持ちを通そうとしてしまい玩具の取り合いや、遊具の使い方等で喧嘩が多く見られました。その都度互いで話し合える機会を設けたり、教師が気持ちを汲み取り関わってきたりした所、少しずつ子供達同士でどうしたら良いのか考えようとするようになりました。泣いている友達に優しく「どうしたの？」「一緒に行こう。」と声を掛ける子供や玩具の片付けをしている際に「僕も持ってあげる。」と言って協力して片付ける姿が見られます。それに対して「ありがとう。」と伝え嬉しそうな表情を見せてくれます。

　一学期を振り返ってみると、こういった「誰かの為に何かをしたい。」という気持ちが表れてきたように感じます。子供達には、今後も思いやりの気持ちを持ち友達と接して欲しいと思います。

　一学期間でも子供達は大きく成長しました。集団生活の中で喧嘩も含め沢山友達と関わり、優しい気持ちを持って過ごしていけるよう保育に臨みたいと思います。