命は皆平等に与えられ、たった一つのかけがえのないものです。それは私達人間だけでなく、動物や植物も同じであり、全ての生き物には大切な命があるということを忘れてはなりません。

　幼稚園では、園長先生から様々なお話をして頂きます。その中には、命の大切さについてのお話もあり、私達は生きていく上で沢山の動植物の命を頂いている事、命は自分だけのものではなく家族や周りの人の宝物であるという事を教えて頂きました。子供達にとって「命」を大切にする事を考える良い機会となりました。

　活動を通して命の大切さを知る機会もあります。先月、年長児はトマト、年中少児はアサガオの種を蒔きました。水をあげないと植物も元気が出ない事に気付き、芽が出てからは進んで水をあげる姿が見られています。子供達は日々の成長を興味深く観察し、「早く大きくならないかな」と期待しながら大切に育てています。「自分で育てる」ということを通して、生長する喜びや命を頂く事への感謝の気持ちを感じられるよう今後も言葉掛けをしていきたいと思います。又、最近では戸外遊びで様々な虫を探して遊ぶ子供達の姿が見られます。会話を聞いていると「虫さんにも命があるんだよ」という言葉が聞こえてきて、小さな虫でも大切に扱う姿が見られました。今後もこうした経験を通して、子供達が命の重みや大切さを感じ成長していけるよう保育を行っていきたいと思います。