新年度が始まり、二ヶ月が経ちました。四月当初は泣いて登園してきた子供達も少しずつ園生活に慣れ笑顔で教師や友達と関わる姿がみられるようになってきました。

　さて、五月の保育目標は持戒和合です。持戒とは決まりを守る事、そして常に自己反省をするという意味です。和合とは和やかに力を合わせるという意味です。この二つの言葉が合わさり、「きまりを守り、集団生活を楽しもう」という意味が持戒和合には込められています。

　幼稚園での集団生活を友達と仲良く、楽しいものにするには一人一人が好きな事をしていては難しいでしょう。幼稚園でのきまり、社会でのきまりを守る事で規律を守った上での楽しさを感じられるのではないでしょうか。幼稚園でのきまりと言うと、玩具の使い方、遊具の安全な遊び方、順番を守ると言う事、トイレの使い方、服の畳み方等様々あります。全てを一回で覚えるのは難しく、自分でどのようにすれば上手に出来るか考える事が持戒の自己反省をするという意味にも繋がります。

　クラスの友達や自由遊びでの異年齢児との交流を通して互いにきまりを教え合い、守る事で楽しい園生活を送れるようになります。きまりを守る大切さ、互いに譲り合う気持ちを子供達が理解できるように言葉掛けをし、より良い園生活となるように配慮していきたいと思います。