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おさなご2月号 平成27年3月更新

坐禅は安楽の法門

 

 本年度も残りわずかとなりました。園児の成長した姿に接すると実に月日の移り変わりの速やかなことに驚くばかりです。
さて、ご承知の通り当園では年長組の園児に坐禅に取り組んでもらっています。卒園間近ともなりますと、15〜20分の坐禅時間、ほとんど動かずに坐れる園児も多くなります。
幼稚園の坐禅会は半ば我慢大会のようなもので、しっかり坐っている園児も心の中は、「動いてはいけない!動いてはいけない!」と弱い自分と葛藤しているのかもしれません。自分が子供の頃、父に無理矢理坐禅をさせられていた時にはまさにこんな心境でした。我慢という言葉が悪のように用いられる現代にあっては、このような坐禅は良い評価が与えられないかもしれませんが、私はこれにも大きな意義があると感じています。
しかし、坐禅というのは本来、このような我慢大会では無いのです。坐禅の基本は呼吸法、吐く息を静かに長くして、心を落ち着かせるものであります。坐禅の姿勢が大変とイメージされる方もおられるでしょうが、ある程度の時間、眠らずに同じ姿勢を保つとなれば、実は坐禅のスタイルが一番楽なのです。
日常生活、様々な情報や雑音から解放される時間はとても少ないのではないでしょうか?本来、家庭には仏壇があり、お線香を供え、手を合わせることで、私達は心をニュートラルにする時間を生活の中に有していました。核家族化が著しい現代、残念ですが多くの家庭には手を合わせる空間など無くなってしまいました。
坐禅は安楽の法門とも呼ばれます。心が窮屈になったときには、姿勢を正し、息をゆっくり吐いて、動作も心も一時停止しては如何でしょうか?少し楽になると思いますよ。

園長 千坂成也 合掌

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