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智慧希望（ちえきぼう）…希望を持ち楽しく暮らそう |
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3月に入り子供達は、それぞれ一段階進級する事に期待しながら幼稚園生活を楽しんでいるように思います。特に年長組は卒園し、四月から新たな環境に一歩踏み出します。小学生になる事に期待を持つ気持ちもあると思いますが、今まで一緒に生活してきた先生や大好きな友達とも離れ離れになってしまう事や、新たな環境になる事に、少なからずそれぞれが不安に思う事もあると思います。それと同様で、保護者の方にとっても、不安や心配もある事と思います。ですが、子供達は園生活の中で様々な経験をし、友達を思いやる事、助け合う事の大切さ、何事も一所懸命に取り組む事の素晴らしさを学ぶ事が出来ました。保護者の方には、家庭でも子供達と一緒に語り合い、様々な思い出を振り返りながら、成長に気付き喜び合い、子供達と共に将来に希望を持って頂きたいと思います。
佛教では元来すべての人間に佛の智慧が宿っていると考えます。「智慧」とはどんな環境にあっても全ての者に光明を見い出す力を言います。「希望」とは未来に望みをかける事であり、こうなればよい、なって欲しいと願う事です。園でも、仏教保育の中で智慧ある人であるという事を自覚させ、何事にも希望を持って取り組めるようにしています。
さて、いよいよ在園児はそれぞれ一つずつ、お兄さんお姉さんになります。今までの年長組の立派な姿や優しい姿を見てきて、様々な憧れや希望に満ちていると思います。きっと素敵なお兄さんお姉さんになる事でしょう。
卒園児には、これまで学んだ事や、経験し乗り越えてきた事を思い出し、自分自身に自信を持ち、どんな環境でも希望を持って楽しい日々を送って欲しいと思います。
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