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おさなご 2月号 平成22年3月更新

坐禅―苦しくても苦行ではありません

 
 今月は禅定静寂が保育目標です。御承知の通り当園では年長組になりますと、坐禅の時間を月の一回設けています。20分程の坐禅の時間になりますが、今年の年長組の園児の皆さんは非常に立派!園児数が少ないもこともあるのでしょうが、実に落ち着いて坐禅をしています。本当に保護者の方にもご覧頂きたい!

 先日の園児の坐禅会では「警策を受けてみたい人は合掌をして見て下さい。」の私の声に、最初は不安げな園児たちも、一人目の勇気ある園児が合掌し警策を受けると、次々に合掌をする園児が続きます。警策と言っても「撫でる」程度のものですが、警策を受けて自分の勇気を示した園児は得意顔です。月一度の坐禅会で子供の心が劇的に落ち着くなどということは有り得ませんが、それでも幼少期に本堂のような静かな環境で何もしゃべらずジッとして見るという事は、何処に行っても音楽やテレビ等の音に溢れている現代においては大いに意義があることだと思います。

 お釈迦様は苦行を捨て、坐禅を行ったのだと言われます。坐禅を体験された方の 中には「坐禅は苦行で は?」と思われる方も少なく無いと思います。私も僧堂で坐禅をしていた時は、とにかく脚が痛くて「お釈迦さんも寝て悟ってくれりゃ、楽だったのに!」等と不遜なことを考えたりしました。確かに長時間の坐禅は苦痛なるものですが、坐禅の要点は呼吸を調えることにあり、これを行うには坐禅の姿勢が最も合理的なのです。実際、歩いて行う呼吸法もありますし、横になって行う禅もあります。しかし、長時間呼吸を調え、心を落ち着かせる為には坐るのが一番です。歩くのは疲れるし、横になっていたら寝るのを我慢するのが大変でしょう!そういうわけで、当園では最も合理的で歴史のある心身の健康法を園児の皆さんに体験してもらっているのです。
園長 千坂成也
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