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おさなご 4月号 平成21年5月更新

ご入園・ご進級おめでとうございます。

 
 東園寺の庭では東北に遅い春を告げる梅花が清香を放ち、山では藪椿が赤やピンクの花を嬉々として揺らしています。保護者各位に於かれましては、お子様のご入園・ご進級に喜び多い日々をお過ごしの事と存じます。新入園児の保護者各位には、数ある幼稚園の中から当園をご選択頂き誠に有難うございます。初めて吾子を幼稚園に送り出す方は喜びよりも不安が多いかもしれません。皆様方のご期待に応えられるよう、教職員一同、精一杯精進して参りたいと存じます。

 4月8日はお釈迦様の誕生日。もっとも仏教の本場である東南アジアでは、お釈迦様の誕生日、お悟りの日、御命日は同じ日であったと信じられています。その日は、インド暦の二月の満月の日。現在のカレンダーでいうと5月の満月の日であったとされています。日本の4月8日説は暦の変遷の中で生じた異同であるのですが、厳しい冬を越えて迎える光溢れる春は、まさに生命の息吹溢れる季節!美しい四季に恵まれた日本に於いては、この春こそが、お釈迦様の誕生日に相応しいものと思われます。

 経典ではお釈迦様はマーヤ夫人から生まれると東西南北に七歩歩み、片手は天を指差し、片手は地を指差して「天にも地にもわれ一人尊し。」と述べたと伝えられます。宗教の開祖にありがちな摩訶不思議なお話ですが、この逸話に対し、唐の時代の禅僧、雲門さんは「もし、わしがそこにいたならば、その生意気な妖怪変化を棒で打ちのめしてやろう!」と言っています。なんとも乱暴な話ですが、実はこの言葉、お釈迦様を褒め称えた言葉なのです。仏教の開祖だからと言って生まれて直ぐに歩き、話をするという事はありません。このように神格視したならば、本当のお釈迦様のご修行や辛苦を理解出来ないというのが、禅宗の立場であります。お釈迦様のお母さんはお釈迦様を生んで七日後に亡くなっています。少年時代より瞑想好きで、命について深く洞察されたお釈迦様のご性格は、この母の死というものに大きく影響されていると思われます。沢山の苦悩と努力によってお釈迦様の悟りと教えは結実されたのです。

 私達が子宝に恵まれ、子供を育んで行く過程というものも、喜びと苦労の連続ではないかと思います。真剣に育児に励めばこそ、様々な不安に駆られることも少なくありません。私ども教職員一同は、一人一人の園児の皆さん、そして保護者の方々と共に、喜びと不安をともにしながら、より良い保育を目指して努力する所存であります。何卒ご理解ご協力の程、お願い申し上げます。
 
園長 千坂成也 合掌
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