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おさなご 12月号 平成21年12月更新

看よ看よ臘月尽く

 

 早いもので長い二学期も終業式となりました。
保護者各位に於かれては、二学期は運動会、お遊戯会等行事に際し、それぞれにご多用のところご協力を賜り、大過無く保育活動を行えました事を、先ずは御礼申し上げたいと存じます。又、この二学期中には、小中高校等では新型インフルエンザの感染拡大が報告されましたが、当園に於きましては、保護者各位のご協力により、感染拡大が最小限に抑制出来ましたこと、心より感謝申し上げます。

 禅の言葉に「看よ看よ臘月尽く」というものがあります。臘月というのは12月のことですから「看よ看よ!今年が終わっちゃうよ!」という意味になります。まさしく人生というものは、あっという間に過ぎ去ります。人間というものは過去の経験時間と、現在体験する時間を対比して感じるそうで、年齢を重ねるほど時間が早く感じられるそうですが、確かに自分の記憶を遡っても、小学生時代の1年よりも、誰が見ても中年のオッサンになった現在の方が月日の経つのが速やかであることが実感できます。お釈迦様がおっしゃった諸行無常とは、すべてのものごとがうつろいゆくといことで、何か物哀しい感じのする言葉ですが、別に諸行無常だから泣いて暮らせなどと説いている訳ではありません。おのおの時間に限りがあるのだから、「時間を無駄にしなように!」「チャンスを逃すな!」と私たちを励ましてくれているのです。冒頭の「看よ看よ臘月尽く」というものも、無駄な日常を過ごしていないか自省せよ!との意味です。

 小衲が園長になって15年になります。初めて保育証書を渡した園児も21歳位に成長しています。法事等で卒園児や保護者の方々とお会いする機会も多いのですが、何方も「幼稚園の頃は楽しかったね!」とおっしゃいます。また私よりはるかに大きくなった卒園児も、私の顔を見ると園児の頃の笑顔に戻って接してくれることが少なくありません。何歳になっても親は親、子は子なのですが、幼稚園の時代ほど両者の関係が良好で、思い出を共有出来ることは無いのではと思います。人格を形成する大事な幼少期であると同時に保護者の方々にとっても子供との大切な思い出を構築できる幼稚園!本年度も三学期を残すのみとなりますが、ご家庭のご期待にお応え出来るよう精一杯精進致したいと存じます。

 
園長 千坂成也
 
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