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法螺貝 住職の法話

平成二十六年五月発行

「心こそ・・・。」

「斉の東南にある牛山は緑に恵まれた美しい山だった。しかし、その樹木は材木として切り出され、植物の芽生えがあると牛や羊を放牧するので、ついには樹木などまるで無かったかのように緑は失われてしまって、つるつるの山となってしまった。今の人々は最初から樹木の生えていなかった山のように思っている。
人間とて同じ。もともとの悪人などいるわけは無いのに、夜にだけ養われる雲ひとつない晴れ渡った心を、昼間の行為により自ら摘み取るような日々では禽獣とさして違わぬのである。
 人は心を養うことがあれば成長することが出来、少しでも心を養うことを失すれば、大切なものを失してしまう。」
 上記は『孟子』にあるお話です。孟子は紀元前の人で、かような森林破壊がすでにあったことに驚きますが、自然の破壊に譬える人の心の荒廃は、そのまま現代に置き換えて通ずるものがあると思います。
 このお話の最後に、孟子は孔子の言葉として、「操(と)れば則ち存し、捨つれば則ち亡(うしな)う。出入時なく、その郷(おるところ)を知るなし。」(しっかり守っていれば有るが、放っておけば亡くなってしまう。出るも入るも決まった時がなく、その居場所もわからない。)を引用し、心をしっかり守ることを進めています。
 「心こそ 心迷わす 心なれ 心に心 心ゆるすな。」

これは澤庵禅師の言葉です。心というものは時に、自らを欺き、良からぬはたらきをするもの…。心の潤いを失い自らを自らが苦しめぬよう「心」したいものです。たまには坐禅など如何でしょう?
 
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