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おさなご11月号 平成30年1月更新

お釈迦様のお悟り

 

 12月8日は成道会。お釈迦様のお悟りの日です。当園のお遊戯会に「成道会」という言葉が付いているのは子供達の努力の成果をお釈迦様に奉納するという意味も含まれています。

 お釈迦様はインドとネパールの国境付近に存在した釈迦族の王子として誕生しました。お釈迦様の本名はゴータマ・シッダルッタと申されます。残念なことに生後7日目に母マーヤ様はこの世を去ってしまいます。また、ゴータマ王子が生まれた際にアシタ仙人という方が王子の未来を予想し、「王位を継げばインドを統一する大王に、出家すれば悟りを開きブッダとなられる。」と言ったものですから、父王は王子が厭世感に駆られることが無いよう、老人や大病を患った方、あるは死者を目にすることが無いよう育てたと言います。

 しかし、いくら王子とは言え、人として生きていく以上、老病死に関わること無く生涯を送ることなど不可能です。ゴータマ王子はいつしか老病死という避けることが出来ぬ現象に対し、人並み以上の恐怖を感じるようになりました。王子は季節に応じた宮殿を与えられ、妃も娶り、人としての喜びを享受しているかに見えましたが、心の闇は如何ともし難く29歳の時に城を出て修行者となったのです。

 お釈迦様は6年の難行苦行の後に菩提樹下で悟りを開きブッダとなられます。お釈迦様のお悟りは言下に尽くせぬものでありますが、悟りという体験のもとに弟子や信者達にお釈迦様が訓戒されたのは「限りある人生だからこそ人はそれぞれの向上に努めるべきである」ということです。

「精進こそ不死の道放逸こそは死の径なり いそしみはげむ者は死することなく放逸にふける者は生命ありともすでに死せるが如し」

 お釈迦様の実際の言葉が反映されているという法句経の一節です。12月9日に実施される成道会お遊戯会、子供達の努力の成果を感じて頂ければ幸甚と存じます。

園長 千坂成也
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